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朝6時出発、各務原の市場で銘木を仕入れる一日

夜明け前から始まる、木との対話

今朝は6時に家を出発し、岐阜県各務原市にある平野木材株式会社へ向かいました。到着は7時半。セリが始まる8時まで、約30分かけてじっくりと材料の下見をします。この時間が、実は一番大切なんです。

木目が教えてくれること

今日のセリでは、欅、栃、キハダ、桜といった銘木のいい材料に出会うことができました。何枚も買い付けましたが、ただ買うのではありません。一枚一枚の木目を見ながら、「この材でどんな製品を作るのが一番最適か」を考えながら選んでいきます。

木目の流れ、色合い、木の表情。それらすべてが、将来その木がどんな家具や建具になるべきかを語りかけてくれるんです。頭の中で完成形をイメージしながら、「これはテーブルに」「この木目ならタンスの前板に最高だな」と、使い道を考えて買い付けていきます。

熟すのを待つ、木との時間

買ってきた材木は、すぐには使えません。これが木材の面白いところでもあり、職人として一番大事にしているところです。

例えば、スイカなど果物を叩いたら、いい具合に熟しているかどうかわかりますよね。あの感覚と同じで、木材も持ったり叩いたりしたら、職人にはわかるんです。重さ、手に伝わる感触、叩いた時の音の響き。長年の経験で、「ああ、この木はもういいな」「まだもうちょっとだな」と感覚でわかるようになります。

材質によって違いますが、大体一年以上は寝かせます。木が呼吸をして、この地の気候に馴染んで、ようやく私たちの手で製品になる準備が整う。その日を待つのも、職人の仕事のうちなんです。

今日仕入れた材料たちが、一年後、二年後にどんな表情を見せてくれるのか。今から楽しみでなりません。

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